スケトウダラ
スケトウダラはタラ目タラ科の魚で成体で60~70cm位の大きさになります。 細長い体で目と口は大きく、下顎が上顎より前に出ています。朝鮮半島東岸から、日本海、オホーツク海、ベーリング海、カリフォルニア南部、日本沿岸では山口県、千葉県から北に幅い広く生息します。一時期は日本一の漁獲を誇っていたが200海里問題や資源の現象で大幅に漁獲量は減っている。それでも北海道では第2位の漁獲量があり重要な資源となっています。棲息スケトウダラ(介党鱈)ともスケソウダラ(助宗鱈)と書きますが朝鮮半島では明太魚と言われています。
夏場は北太平洋を回遊していますが、冬になると産卵のために北海道近海に集まってきます。漁期は11月から3月で北海道では刺し網漁法と延縄漁猟によって漁獲されています。産卵場は津軽海峡を除く北海道周辺の沿岸から沖合一帯です。産卵期は 12~4月で1~2月が盛期です。1尾の雌が約1ヵ月にわたり数日おきに複数回に分けて卵を産むため、群れとしての産卵期は4ヵ月と長期にわたります。成 魚ではオキアミ類などのプランクトンのほか、魚類、イカ類なども捕食します。親が子どもを食べる「共食い」の習性ももちます。漁場は檜山近辺の日本海、噴火湾の太平洋岸、オホーツク及び根室海峡近辺になります。以前はスケトウダラ全体は北洋を含めて日本一の漁獲量を誇っていましたが、200海里問題や資源の減少で大幅にその量を落としています。北海道ではかって170万tあった漁獲が1.2万tレベルになっています。
魚体は地方によっては煮付けなどで食されています。生食では寄生虫(アニサキス)がいるため不向きです。その身は主に竹輪やかまぼこなどのすり身に利用されて、全ての日本人は知らないうちに食しています。卵巣はタラコとして塩漬けにして食されます。辛子明太子は塩タラコを辛子の調味液に漬けたたものです。
よく同じタラ科の真鱈と混同されますが、真鱈は体長が1.2mの大きさになり、全く違う魚になります。真鱈はその身も蛋白で美味しく鍋などに利用されて東北北海道でお馴染みです。その卵巣は同じタラコでもスケコよりはかなり大きく、煮付けなどで東北・北海道で食べられています。精巣(白子)は冬場酒の肴に生食や鍋などの用いられ、「タチ」という名前で女性にも大人気です。尚、棒鱈は真鱈を乾燥させたものになり昔は長期保存食として海から遠い地方で重宝されました。
甘エビ(ホッコクアカエビ)
甘エビは日本で一番お馴染みのエビかもしれません。正式名称はホッコクアカエビといいます。島 根県以北の日本海沿岸から宮城県沖の太平洋、オホーツク海、ベーリング海、カナダ西岸までの北太平洋などの300~1000mの深海に広く […]
タラコの栄養
(たら子は元気の出る食品です) タラコは一般に思われているイメージと違って健康的な食品です。一言で言えばタラコはタンパク質とビタミン、ミネラルが豊富に含まれる極めて栄養価の高い食品です。 タラコ100g当たり ●カロリー […]
たら子の作り方
檜山の冬の漁港風景です (たらこ原料の選別) スケトウダラの卵巣の原料は成熟度によって、 がむ子(未熟)・真子(成熟)・目付け(過熟)・水子(完熟)とい う段階になります。タラコのベストは真子の段階で粒子もしっかり詰まっ […]
たら子の食べ方
たら子のおいしい食べ方をご紹介します。以前は焼いて食べることが一般的でしたが、近年は流通が進歩したおかげで鮮度が維持できるようになったために生食が一般的になってきました。お寿司屋さんなどでも寿司ネタとしても人気が出てきま […]
スケトウダラ
スケトウダラはタラ目タラ科の魚で成体で60~70cm位の大きさになります。 細長い体で目と口は大きく、下顎が上顎より前に出ています。朝鮮半島東岸から、日本海、オホーツク海、ベーリング海、カリフォルニア南部、日本沿岸では山 […]
刺し網漁
スケトウダラは刺し網漁で漁獲されます。刺し網漁とは目的とする魚の進行方向に網を仕掛けて網の目に魚の頭やエラを突っ込ませて差し込ませるように捕獲する漁法である。網の目の大きさによって狙う魚の種類や大きさをある程度限定できる […]
延縄漁法(スケトウダラ)
延縄(はえなわ)と読みます。ごく簡単な説明をさせていただくと縄に針を100本以上つけて漁船から海に繋がるように流し、スケトウダラを一本一本釣りあげます。底引き網や刺し網業と違って魚体を痛めることなく鮮魚のいい魚を漁獲でき […]
山わさび(セイヨウワサビ)
西洋名:ホースラディッシュ。和名はセイヨウワサビで、北海道では山わさびとよばれています。原産地は東ヨーロッパで明治時代に食用と輸入された。現在、北海道では野生化していて、薬味として広く使われている。イカの刺身などに相性が […]